熱力学の解答付き演習
一定圧力下の加熱: の導出
演習 13 · レッスン 5 — 理想気体への応用
- 熱容量
- 一定圧力
- マイヤーの関係式
- 等圧加熱
- 理想気体
問題
モル熱容量 をもつ理想気体1モルが,初期体積 の シリンダー内に封入されている。シリンダーは,摩擦なく動く断熱ピストンで 閉じられており,ピストンには一定の外圧 が作用する。 気体内部の電気抵抗器が,準静的に熱 を気体へ与える。
- 装置の簡単な模式図を描け。気体,ピストン,抵抗器,外圧 , およびエネルギー移動を示せ。
- 数値を用いずに初期温度 を表し,次いで終状態 , 気体が受け取る仕事 ,および内部エネルギー変化 を求めよ。
- 定圧モル熱容量 を と を用いて導け。
- 単原子理想気体についての数値例: ,, ,,および とする。
ヒント
ヒント 過程は等圧であり, である。理想気体1モルについて, である。これらの関係を熱力学第一法則に 代入する。
詳しい解答
問2。 初期状態の状態方程式より 圧力は一定なので である。また, である。したがって熱力学第一法則より ゆえに したがって終状態は 最後に, 問3。 一定圧力下では なので, これはマイヤーの関係式である。 問4。 単原子気体について, 次の値が得られる: 最後に,解答 問1。 模式図には,可動ピストンで閉じられたシリンダー内の 気体を示す。シリンダー内の矢印は,抵抗器から与えられる熱 を表す。 外圧 はピストンに作用し,気体が膨張するとピストンは上方へ移動する。